男爵が書く

DDD、オブジェクト指向、技術書の感想など

ScalaMatsuri 2020でPofEAAについて話しました

去る10月の17日、ScalaMatsuri 2020で登壇しました。今年はオンライン開催だったため、自宅とコワーキングスペースからZoomとDiscordでの参加。オンラインでの大型カンファレンスは参加するのも登壇するのも初めてだったのですが、オンラインならでは工夫が随所に凝らされていて存分に楽しめました。

scalamatsuri.org

CfPが採択されたのが今年の3月末で、そこから登壇資料の作成やスタッフの方との接続テストを行ってから当日を迎えました。会場までの移動時間がかからないので、開会の挨拶にも余裕を持って参加できました。

お昼は近場の行きつけのカフェでランチ。スマホかとじゅんさんのセッションを視聴しながら食事を摂れるのも、オンライン開催ならではですね。

自分は15時からの40分枠で、『PofEAAで考えるSaaSバックエンドの作り方』と題して発表させていただきました。ScalaMatsuriは海外からの参加者も多い国際カンファレンスなので、拙い英語でなんとか資料を作りました。最初から英語で考えて、後から日本語訳をつけるほうが案外スムーズに進みました。Google翻訳で「英語→日本語」の変換をチェックしながらの作業でした。

speakerdeck.com

PofEAAネタはPHPカンファレンス福岡2018でDoctrine2の話をして以来です。今回はORMだけでなく、アプリケーション全体に様々なパターンを適用するお話です。ほとんどがAlpで実践した内容となっております。オフラインのカンファレンスのようなダイレクトな反応は味わえなかったのですが、Discordに質問用と雑談用のルームが用意されており、話しながらリアクションを確認できるのは良かったです。

お楽しみの懇親会では、日頃ScalikeJDBCでお世話になっている@seratch_jaさんや、最近何かとご縁のある@todokrさんなど、Scala界隈で活躍する方々のお話が聴けて貴重な時間でした(ほぼ聴き専と化していました)。Discordの部屋を大量に作って任意のところにいって会話するというやり方は、懇親会会場で「輪」に入っていくあの感覚に近いものがあったと思います。

今回は準備期間中に大きな方針転換を迫られ、スタッフやスポンサーの方々も色々と大変だったと思います。それでも開催に漕ぎ着けてくれたことに感謝しつつ、来年もまたこの祭りに参加できることを楽しみにしています。