男爵が書く

DDD、オブジェクト指向、技術書の感想など

PHPerKaigi2021でユースケースシナリオについて話したことを半年後にふりかえる

早半年前になりますが、PHPerKaigi 2021に登壇者として参加していました。今更ながら記録のために書いておきます。

phperkaigi.jp

 PHPerKaigiには第一回の2018年に一般参加していて、カンファレンス初体験にしてどっぷりとその楽しさの虜になってしまったという経緯があります。それ以降の2年間はスケジュールが合わず不参加だったのですが、今回ようやく再び参加することができました。オンライン開催だったので札幌在住の自分には参加しやすかったというのもあります。

www.infiniteloop.co.jp

CfPはこの2年ほど自分が現場で活用してきたユースケースという道具について、ざっくりと20分で話すという内容にしました。ユースケースの本来の意味の探求と、ユースケースシナリオを書く際に押さえたいポイント、そこから実際のクラス設計に落とし込むまでの流れを解説してみました。ICONIXについてもしばらく実践してはみたのですが、今の所本格的に取り入れるに至っていないので割愛しました。 

speakerdeck.com

 

事前に収録する形式の登壇は初体験でした。主催者の@tomzohさんが構築された収録システムについては『PHPの現場』で聴いていたので何となくイメージはついていたのですが、実際使ってみるとその簡便さに驚きました。収録時刻をWEB上から予約して、決まった時間になったら発行されたZoomのURLにアクセスして喋るだけ。録画したものはYouTubeで再生できるようになります。

php-genba.shin1x1.com

この手軽さ故に納得いくまで何度でも撮り直せるので、終わりどころがわからないというのが悩ましくもあり。しかし、自分で自分のセッションを聴いて改善するサイクルは非常に学びがありました(むずむずする感じはあります)。次からは収録形式ではない登壇の際にも録画して練習してみようと思っています。

 

収録形式はカンファレンス当日にかなり余裕ができるというのも利点でした。自分のセッション中に反応をチェックしたり、元気があり余っていたのでアンカンファレンスにも参加できました。アンカンファレンスでは『PHPカンファレンス仙台2019』で発表したCQRSの話を調整の上、再演しました。タイトルが変わっているのは、自分のCQRSに対する理解が変化したためです。

speakerdeck.com

 

運営スタッフのみなさん、スポンサーの方々は改めてありがとうございました!このカンファレンスは毎回新たなチャレンジをされているので、参加できるできないに関わらず楽しみにしています。大変な情勢ではありますが、次回の開催も心待ちにしております。